主な研究内容の紹介



・プラズマ場中での粒子合成メカニズムの解析
 高い反応性を有するプラズマ場は各種先端材料の製造に役立っているが、解決すべき課題は多い。本研究では、装置内で起こる現象を反応、輸送、装置の構成などの観点から検討し、また関連する計測技術の開発も行う。 
・ナノリスクに関する研究
 ナノサイズの機能性材料の工業的利用の高まりに伴い、近年その安全性が懸念されてきている。本研究では、ナノサイズの機能性材料が生体に及ぼす影響について検討するための実験系の構築、評価を行う。 
・機能性表面の創製に関する研究
 固体壁の表面の形状、組成を制御した材料は、有用な機能を発揮するだけでなく、省資源・エネルギーの観点からも重要である。本研究では、ナノサイズの微小物質により機能性表面を作成するプロセスについて検討する。 
・製造装置の壁面汚染・損傷に関する研究
 電子材料製造産業などでは、装置や材料の壁面がダストにさらされ、またガスやイオン等により攻撃されることが製造を阻害している。本研究では気相浮遊物質の挙動制御によりこの問題を解決するための技術を開発する。 
・噴霧乾燥による多孔質材料の合成プロセスの開発
 内部にナノサイズの細孔を有する多孔質材料は、吸着剤や触媒などとして化学プロセスで幅広く用いられている。本研究では噴霧乾燥法によって多孔質材料を連続的に合成するプロセスについて検討する。